FOR THE FUTURE

若手技術者座談会
  • A・O
  • T・S
  • Y・K
  • T・I
  • T・N
  • K・A
  • F・H
  • K・Y

人々の生活を豊かにするモビリティとは?

  • A・O)若手技術者が描くモビリティとは?興味津々です
  • A・O
    皆さんこんにちは。本日は若手の皆さんから「将来のモビリティ」をテーマにお話を伺いたいと思います。早速ですが「将来のモビリティ」について皆さんはどう考えていますか?
  • Y・K
    全自動運転ができると豊かになると思う。今の人たちは運転が好きな人が多いわけではないと思うけど、僕は移動時間を有効活用できるようなモビリティが欲しい。
  • T・S)人にもっと寄り添って自動運転が当たり前になる世の中に
  • T・S
    そういう、人に寄り添った「人中心」の技術になれればいいと思う。もっと人に寄り添って自動運転が当たり前になる世の中にしたい。
  • K・Y
    クルマだけでなく、自動で目的地まで移動してくれるロボットとか、工場で運搬作業ができる自律ロボットもできればいいなと思う。
F・H
僕はモータースポーツのように楽しさや迫力の要素も大切じゃないかと思う。GAZOORacingの車両開発に携わって、開発者としての楽しさも分かった。
T・N
自分でハンドルを握ると運転スキルや路面環境によっては危険なこともあるので、交通事故を無くすための自動運転は今後必要になると思う。
T・I
自動運転はいいなと思うが、僕は自分の意のままに運転したい。全てがクルマ任せではなくハンドルを握りたい時もあるよね。
T・S
僕は平日は体を休ませるために自動運転を使い、休日は自分で運転することを楽しみたい。
K・A
山道を走ってドライブを楽しんだり、少し疲れているときは自動運転に切り替えられたりすると非常に便利だよね。
A・O
将来のモビリティに向けて「やりたいこと」はなんですか?
  • Y・K)通信・電源系のワイヤーハーネを減らすことに携わりたい。
  • Y・K
    将来的に今のワイヤーハーネス(電線)での通信を、有線ではなく無線にすることで車室内が拡がり、快適な空間に変わるのでは?と考えています。
  • T・I
    無線化は非常にハードルが高いですね。車両性能や保証の面でも技術的課題が大きく苦労するかもしれない。
Y・K
そうですね。完全に無くなることは難しいかもしれないが、通信・電源系含めワイヤーハーネスを減らすことに携わっていきたい。将来、モビリティを企画する部署でそういったことを進めたい。

将来のモビリティを実現するために

A・O
それを実現するためには、どのような「知識・スキル」が必要なのでしょうか?
T・S
そうですね、僕は情報通信系のスキルがもっと重要になると思う。
K・Y
モビリティには人を乗せたり、モノを運んだり、屋内や屋外を走行したりバリエーションがあるが、GPSが必要な走行だと屋内で走れない。カメラや色々なセンサーが必要になり、通信の知識やソフトウェアのソースコードが自分で理解できてカスタマイズできるスキルがエンジニアに必要だと思う。
T・S
それに加えて、専門知識やスキルだけでなく活動力があることも求められるね。
K・A
僕はクルマがスマホのようになれば面白いと思う。スマホがこれだけ売れたのは、自分でカスタマイズできる様々な機能を一つにしたオールインワンが実現できたこと。スマホの要素技術である無線通信に強い人が必要。クルマでは有線でのCAN通信(*)が長く使用されているが、これから5G通信のようになると莫大な情報量が扱えるようになり、どんどん変わっていく。時代の最先端技術に精通していることも必要。

*CAN:ControllerAreaNetworkの略。クルマの機器間通信の一種

  • T・I)もっとソフトウェアのことを勉強して商品開発力を磨きたい。
  • T・I
    自分の専門分野だけでなく、視野を広げて専門外の知識やスキルも必要。CAN通信技術のような共通言語でみんなが会話できる通信システムは次世代のスタイルに変化していく。将来はそれぞれの機能ごとにコンピュータを持たず、1つのコンピュータで全ての機能ができるようになるかもしれない。
  • F・H
    今自分がやっていきたい仕事は「競争力のあるコンパクト車をつくること」だけど、コスト配分的なことやデザインの作り方も開発の難しいところ。本当にこだわってやり通すのは難しい。スキルも大事だがこだわるということも大事だと感じている。
T・I
自分のスキルとしてはボデー領域だけでなく、もっと業務範囲を拡大したい。TNGA(*)のコアな部分はトヨタ自動車が開発し、それをベースにした新しい発想を取り入れたい。もっとソフトウェアのことを勉強して商品開発力を磨いていきたい。

*TNGA:ToyotaNewGlobalArchitectureの略。
クルマを骨格から変えて、基本性能と商品力を大幅に向上させる取り組み

  • T・N)自動運転にもカーマルチメディアや情報通信技術が必要。
  • T・N
    自分はカーマルチメディア、ナビ、DCM(車載通信機)やスピーカーの開発をしていたが、自動運転にもそういう技術は必要だと思う。

  • K・A)ハードウェアの知識は社内教育で学ぶこともできる。
  • K・A
    そういうハードウェアの知識は絶対にあったほうがよい。その前に、クルマ全体を司る部分を理解できることが必要だけど、入社後でも社内教育で身に着けることは出来る。
  • T・S
    ミニロボットのトライ機を作りたいがハードウェアをいじれる人が必要。回路を自分で組んでみたり、RaspberryPiのようなものを使って作ったり、好奇心があり実行力のある人は、ものづくりに向いていると思うし、手軽に自分たちで作れるのがトヨタ自動車東日本の強み。

学生の皆さんに向けて

A・O
学生時代の意識は入社してからどのように変化してきましたか?
K・Y
大学院に入るきっかけは、就活時にAIの時代が来るのじゃないか?だったけど、今はトヨタ自動車東日本で新しいことを学んで研究したい。
K・A
大学ではガジェットを分解したり直したりを繰り返すことが好きだった。個人的に興味があって、GoogleHomeみたいなスマートホームとかスマート電球みたいなことを調べている。スマホと住宅が連携できることはとても便利だと思う。
  • F・H)クルマに興味を持ってくれる人が来てくれることがいいかな。
  • F・H
    クルマ、飛行機、電車の乗り物に興味があり、電気が面白いのでそこ(学科)を選んだ。就活する中で好きなものが自動車業界だと感じた。クルマに興味を持ってくれる人が来てくれることがいいかなと思う。自社の取り組んでいることに興味を持ってくれるのがいい。
  • T・I
    自分は機械系学科に入ってメーカーに行こうと思った。多品種少量生産を企画していたトヨタ自動車東日本に興味が湧き入社した。
T・N
大学時代は自分の好きな通信情報系に行くことができ、OBとのつながりでトヨタ自動車東日本を知った。社風なのか居心地の良さがあり、好きなことをやらせてもらっている。
T・S
僕は情報通信(暗号)を専攻し、量子コンピュータ研究に取組んだが、ものづくりに携わりたかったのでトヨタ自動車東日本を受けた。
A・O
最後に学生の皆さんへメッセージをお願いします。
F・H
クルマに興味のない人でも、興味を持ってくれるような開発アイテムやものづくり技術にも取り組んでいます。
T・S
そうですね。「トヨタ自動車東日本は自動車会社」のイメージがあるので、情報通信系や企画、ものづくり等もあり、トヨタ自動車東日本が車両の開発だけじゃないってことをアピールしたい。
T・I
モビリティカンパニーに向けて、車両開発だけでなくロボットやAIの技術も開発しているしね。
F・H
今はスキルが無くても興味があれば学ぶ機会はたくさんありますし。
  • K・Y)意志と行動力があればやりたいことができる。
  • K・Y
    自ら企画し提案すれば受け止めてくれる風土があるので、自ら切り開いていく意志と行動力があれば、やりたいことができる。
  • F・H
    上司や周囲とうまくコミュニケーション取って進めて行けるので、きちんとアウトプットは出る。
T・N
たくさんの人達と仕事をするからコミュニケーション能力はある方が良いね。
K・A
あと学生時代の知識も必要だけど、社会人としては“ゼロ”スタートだから学ぶ事を意識して貰いたいです。
A・O
皆さん、たくさんのお話ありがとうございました。
トヨタ自動車東日本の魅力を学生の皆さんに伝えて行きたいと思います。

~ 学生のみなさんへ ~
未来に繋がるものづくりを私たちと一緒にやりましょう!

若手技術者

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